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2024.10.09
鑑定する機関によって差はありますが、主にチェックする項目にはカットなどの形状、寸法や重量、見た目などです。それぞれは細かな項目に分かれて鑑定されます。それぞれのチェック項目はおおよその方向性が決まっています。
カットなどの形状は、研磨された外形とファセットの配列に関するチェックです。ファセットは平らに磨かれた面のことで、その並び方を見ます。寸法はガードルと呼ばれる最も大きな部分の最大と最小、最上面であるテーブルから最下部のキューレットまでの深さを計測します。長波紫外線の下で発光する蛍光性の程度も見ます。
見た目については、4Cと呼ばれる四つのチェック項目に分けることが可能です。一つ目はカラーグレードで、GIAマスターストーンと呼ばれる基準と比較し濃さを確認します。無色に近い方が高価と評価されます。クラリティグレードは内包物の大きさや数をチェックする項目で、天然ものであれば必ず内包物が存在します。品質に影響するかどうかを確認してグレードで示します。研磨の状態を自動測定器や目視によって確認するカットグレードと重量は200mgを1カラットとして、数値化したものです。これについては、大きければそれだけ価値が上がると言えます。これらの四つチェック項目が鑑定書を作るときには最低限必要になるのです。