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2025.01.22
ダイヤモンドは、高い「親油性」を持っています。親油性とは油との馴染みやすさのことで、この親油性が高いためにダイヤモンドは油を容易に吸着してしまうのです。
ここでいう油とは、工業用の油や食品用の油だけではありません。人の肌から出るわずかな皮脂も、ダイヤモンドは吸着します。
この皮脂汚れが、ダイヤモンドがくすむ第一の原因です。油が付いたガラス面が曇るように、ダイヤモンド表面に皮脂汚れが付くと、ダイヤモンド最大の魅力である輝きは失われます。
ダイヤモンドに皮脂汚れが付くと、今度は皮脂汚れが接着剤の役割を担い、空気中の塵やほこりがダイヤモンドに付着します。
空気中の塵やほこりは普段目に見えませんが、ダイヤモンドに付いた皮脂汚れと一緒になることで、肉眼でも確認できる汚れになってしまうのです。
ダイヤモンドの輝きは、外部の光を内部に取り込むことで生まれます。この輝きは、皮脂やほこりが重なると失われ光を取り込めなくなるため、くすみの原因となります。
ダイヤモンドジュエリーは、皮脂汚れが主な原因で着用するたびに少しずつ汚れてしまいます。そのため、定期的なクリーニングが欠かせません。特に重要なのは、ジュエリーの裏側の汚れを落とすことです。
裏側は肌に直接触れるため、知らないうちに汚れが溜まってしまいます。丁寧に裏側までクリーニングをして、ダイヤモンドの本来の輝きを取り戻しましょう。