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2025.02.19
ダイヤモンドのカラーグレードをDからZと定めたのは、GIA(米国宝石学会)です。
この表記がAではなくDから始まる理由には、当時の宝石業界では、「A、B、C」や「1、2、3」など、様々な表記方法が混在し、評価基準が統一されておらず、混乱を招いていたという背景があります。
GIAは、これらの既存の表記法と一線を画すため、Dから始まる独自のグレーディングシステムを提唱しました。
このシステムは、ダイヤモンドの評価基準として瞬く間に業界標準となり、現在の4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)の基盤を築きました。
ダイヤモンドの品質を評価する4Cの中でも、カラーグレードは特に評価が難しい項目とされています。
なぜなら、カラーグレードの評価には、高度な技術と豊富な経験が必要だからです。
鑑定士は、鑑定結果に影響を与える室内照明や太陽光を避けるため、薄暗い環境で特定の光源と背景を使用して目視検査を行います。
このように、カラーグレードの評価には、正確性を保証するための専門的な技術や経験のみではなく、鑑定するための環境も重要とされています。
ダイヤモンドのカラーグレードは、DからZまでの範囲で評価されますが、その違いは非常に微細です。
それにもかかわらず、ランクの違いはダイヤモンドの価格に大きな影響を与えます。
無色透明のDカラーが最も高価で、ランクが下がるにつれて色味が増し、価格も徐々に低下します。
ただし、ダイヤモンドの価格はカラーだけで決まるわけではなく、ほかの4Cの要素とのバランスで総合的に決まるのです。