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2025.03.26
ラウンドブリリアントカットとは、円形の外形にブリリアントカットを施したものを指します。
このカットは57面または58面のファセット(切り面)を持ち、それぞれの大きさや角度はダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すために精密に設計されています。
現在流通しているラウンドブリリアントカットの基礎は、「アメリカン・アイディアルカット」とも呼ばれ、1919年にマルセル・トルコフスキーが発表しました。
トルコフスキーは、ラウンドブリリアントカットの設計にダイヤモンドの光を最大限に反射させる仕組みを取り入れました。
ダイヤモンドの内部で光が何度も反射するためには、ファセットの形状・大きさ・角度をしっかりと計算して設計することが大切です。
ほかのカットに比べて、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドの輝きが際立つ理由は、この精密な設計にあります。
ラウンドブリリアントカットの最大の特徴は、各ファセットが明確に数値化されている点です。
一定の基準に基づいてカットの評価が行えるラウンドブリリアントカットは、品質が一貫しています。
一方、オーバルやマーキースといったほかのカットスタイルにはこのような基準がないため、評価が難しい場合があります。