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2025.06.18
デイトナは1963年、モータースポーツと関わりの深いモデルとして誕生しました。名称はフロリダ州デイトナビーチに由来し、同地のレースイベントに関連しています。登場当初からプロレーサーに支持され、後には勝者への公式贈呈品にもなりました。
主な特徴は、クロノグラフ機能とタキメーターが組み込まれたベゼルです。ストップウォッチ機能と平均速度の測定が可能で、レースシーンに適した設計となっています。防水性や堅牢性に優れたオイスターケースも、実用性の向上に寄与しています。
また、俳優ポール・ニューマン氏が愛用したモデルが高額落札されたことで、コレクターからの注目も集めました。こうした歴史を背景に、デイトナは今もロレックスを象徴する存在です。
ロレックス デイトナが「買えない時計」と呼ばれる理由は、世界的な人気と供給の少なさにあります。手作業による製造を徹底しているため、生産数が限られており、正規店でも入荷は非常に稀です。
需要の高さに対し供給が追いつかず、中古市場では定価を大きく上回る価格で取引されています。特にステンレス製モデルは、定価の2倍以上の相場がつくことも珍しくありません。
こうした状況を受けて、ロレックスは2019年以降、同一モデルの再購入制限をはじめとする転売対策を強化しました。しかし流通量自体が増えたわけではないため、定価購入のハードルは依然として困難な状況が続いています。結果として、極端な需要超過と制限された供給が続き、デイトナは「手に入りにくいモデル」としての地位を保ち続けています。
デイトナはステンレススティールからゴールド、プラチナまで多彩な素材バリエーションがあります。ここでは2025年現在のメーカー希望小売価格(定価)を素材ごと・モデルごとに紹介します。
近年ロレックスは度重なる価格改定を実施しており、特にデイトナは2025年1月にモデルごとに約8~20%の値上げが行われました。素材による価格差や定価の推移についても解説します。
デイトナは素材によって定価が大きく異なります。以下は2025年時点での主な定価(税込)です。
素材 | モデル | 価格(約) |
---|---|---|
ステンレススティール | Ref.126500LN(白・黒文字盤) | 2,349,600円 |
ロレゾール(SS×YGコンビ) | Ref.126503 | 3,267,000円 |
18Kイエローゴールド | Ref.126508 など | 7,108,200円 |
18Kエバーローズ/ホワイトゴールド | Ref.126505/126509 など | 7,623,000円 |
プラチナ | Ref.126506 | 11,651,200円 |
選ぶ際は、見た目の印象だけでなく、価格や希少性も総合的に考慮することが重要です。
・ロレックス デイトナの価格推移を解説!歴代モデルの相場と高騰の背景もご紹介
ロレックス デイトナの定価は近年急激に上昇しています。2020年代以降は価格改定が頻繁に行われ、短期間で大きな値上げが続いています。
Ref.116500LNは2016年の発売当初、約130万円でしたが、2023年の生産終了時には1,757,800円にまで上昇しました。後継機のRef.126500LNも、2023年には1,795,200円でしたが、2025年には2,349,600円へと大きく値上がりしています。
金無垢モデルも同様に値上がりし、2022〜2025年で20%超の上昇例もあり、背景には素材費や為替、ブランドの価格戦略があります。購入時期によって数十万円の差が出るため、価格改定の動向には十分な注意が必要です。今後も定価は上昇傾向が続くと見られます。
コスモグラフ デイトナは、年式やリファレンスによって買取相場が大きく異なるモデルです。特にRef.116500LNや最新の126500LNは流通数が限られており、高額査定が期待できます。また、過去の価格改定によって定価が大幅に上昇している背景もあり、市場価値は常に変動しています。
当店では、最新の相場情報をもとに、お持ちのモデルの仕様や年式、生産終了状況までをしっかりと確認したうえで、適正な価格をご案内しています。状態が良ければ特に好条件での買取が可能です。
デイトナは新品の定価と中古市場での実勢価格に大きな開きがあることで知られます。正規店で購入できる人はごく一部で、多くの人は中古や並行輸入で入手せざるを得ない現状です。この章では、中古価格が定価を超える理由や値上がりするデイトナの特徴、また価格差を生み出す要因について解説します。
ロレックス デイトナは、中古市場でも定価を上回る価格で取引される代表的なモデルです。これは、正規店での供給数が限られており、需要が非常に高いためです。その結果、プレミア価格が常態化しています。
中でもステンレス製の「SSデイトナ」は特に人気が高く、白文字盤(パンダダイヤル)は定価の2倍以上で取引された実績もあります。生産終了やモデルチェンジの噂が出ると、価格がさらに上昇する傾向にあります。
値上がりしやすいのは、廃盤となったモデルや市場にあまり出回らない仕様です。メテオライトダイヤルや著名人が所有していた個体など、希少性が際立つものは特に高値がつきやすくなります。現在は相場がやや落ち着いてきたものの、中古でも定価を超えるケースが一般的です。希少性とブランド力が、価格の高さを支える大きな要因です。
ロレックス デイトナの価格差には主に4つの要因があります。
まず、流通量の少なさです。供給が限られているため、中古市場でも在庫が不足し、相場が上昇しやすくなります。次に、素材と仕様の違いで、ステンレス製は特に人気が高く、定価を大きく上回ることが多いです。
3つ目は年式(製造年)です。新しいほど評価が高い傾向ですが、廃盤モデルや希少仕様は旧年式でも高値がつくことがあります。最後に、保存状態と付属品の有無です。美品やフルセットは高評価を受けやすく、状態が悪いと減額対象になります。ただし、デイトナは需要が強いため、一定の価格帯を維持しやすい点も特徴です。
デイトナは単なる高級時計に留まらず、資産価値を持つアイテムとしても語られます。ロレックス全般に言えることですが、中でもデイトナは値崩れしにくく、市場では「買って損しない時計」の代表格です。この章では、ロレックスが資産性で選ばれる理由と、デイトナの価格が下がりづらい背景、そして今後の市場展望について解説します。
ロレックス、特にデイトナは「資産になる時計」として高い人気を誇ります。理由の一つは、圧倒的なブランド力です。品質や信頼性が高く、中古市場でも価値が下がりにくい点が評価されています。
加えて、生産数が限られているうえに正規店での入手も困難なため、希少性も価値を支える要因です。世界中で高い換金性を持つ点も強みで、国を問わず高額で取引されやすい“実物資産”として扱われています。
さらに、長期的な価格上昇の実績も魅力です。過去には数十万円だったモデルが、数百万円で取引される例もあります。使いながら価値を保てるロレックスは、他の高級品とは異なる資産性を持った存在と言えるでしょう。
ロレックス、特にデイトナは「資産になる時計」として高い人気を誇ります。その背景には、圧倒的なブランド力と品質の高さがあり、中古市場でも価値が下がりにくいと評価されています。
さらに、生産数が限られており、正規店での入手は非常に困難です。その希少性が、価格の安定を支える要因となっています。加えて、世界中で高額取引される換金性の高さも見逃せません。ロレックスは、国を問わず流通する“実物資産”としての側面も持ち合わせています。
かつて数十万円だったモデルが、現在では数百万円で売買された例も存在し、保有中に価値が上昇する可能性も否定できません。このように、ロレックスは実用性と資産性を兼ね備え、他の高級腕時計やブランド品とは一線を画する存在といえるでしょう。
・ロレックス デイトナが高い理由とは?高額となる要因や魅力を徹底解説
デイトナを手に入れる方法には、大きく分けて「正規店で定価購入」と「並行輸入・中古店でプレミア価格購入」の二つがあります。どちらを選ぶべきか迷うところですが、後悔しないためには、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った選択をすることが重要です。ここでは購入ルートごとの特徴と注意点、そして目的別の選び方について解説します。
ロレックス デイトナを購入する主な方法は、「正規店」「並行輸入店」「中古店」の3つです。それぞれにメリットと注意点があります。
定価で新品を購入でき、保証やアフターサービスも充実しています。購入履歴が公式に記録されるのも魅力です。ただし、デイトナは非常に入手が難しく、多くの場合は抽選販売や長期の順番待ちが必要です。
海外から仕入れた新品を販売するルートです。在庫があればすぐに購入できるのが利点ですが、価格はほぼ確実に定価を上回ります。保証書は海外販売店名義ですが、ロレックスの国際保証は原則有効です。ただし、信頼できる販売店を選ぶことが前提となります。
過去モデルや状態の異なる商品を幅広く選べる点が特徴です。使用感のある個体は比較的安く買える場合もありますが、美品や人気モデルは中古でも高額です。状態や付属品の有無で価格が大きく変わるため、確認が欠かせません。真贋リスクにも注意し、実績のある店舗を選ぶことが重要です。
いずれの購入方法にも一長一短があります。価格だけで判断せず、自分の目的や求める安心感、サポート体制などを踏まえて選ぶことが大切です。
ロレックス デイトナを購入する際は、購入時期・購入場所・購入目的を明確にすることが重要です。
長期保有・資産目的なら、多少高くても納得できるモデルを選ぶことが大切です。状態の良い個体を信頼できる店舗から購入すれば、将来的な価値維持も期待できます。
実用品として楽しみたい人は、好みのダイヤルや素材を優先し、使いやすさや満足感を重視しましょう。多少プレミア価格であっても、長く愛用できるモデルであれば十分に満足感が得られるでしょう。
投資・売却を視野に入れる場合は、市場価値の高い人気モデルや限定仕様を狙うのが基本です。ただし短期売買で確実に利益を出すのは難しく、価格変動リスクを理解しておく必要があります。
いずれのケースでも、情報収集と比較検討を怠らないことが後悔しないためのカギです。自分が納得できる一本を選ぶことこそが、最も満足度の高い選択です。
ロレックス デイトナは、定価での購入が困難でありながらも高い資産価値を誇る特別なモデルです。流通量が少ないため、中古市場では定価を大きく上回る価格で取引されることもあります。
その背景には、ブランド力や希少性、世界的な需要があります。さらに、購入ルートやタイミングによって大きな差が出る点も重要です。後悔を避けるためには、信頼できる情報と相場を見極め、自分の目的に合った購入判断を心がけることが大切です。